最終更新: 2021-05-11
閲覧記録集計サイト Microsoft Clarity にログが記録されている、「.../render2?id=GTM-XXXXXXX」への URL アクセスとは何か、また Clarity への記録を防止するにはどうするかを調べ、自分のサイトに適用した試行錯誤の備忘録です。残念ながら、未だ解決には至っていません。
目次:
Microsoft Clarity によるアクセス統計を見ていると、次の図の様なログが残って居る事があります。マウスオーバー (ホバー) すると「https://gtm-msr.appspot.com/render2?id=GTM-XXXXXXX」 というサイトへのアクセスである事が分かります。 調べたところ、これは Google Tag Manager によるもので、仕様であって避けられないアクセスの様です。日本語の資料は少ないのですが、次の Web Antenna さんの PDF 資料の13ページ目に記載が有ります。 また、次の Google Tag Manager 本家のコミュニティ フォーラムにも、Google Tag Manager の BOT によるアクセスであるとのディスカッションが有ります。 Stack Overflow にもディスカッションが有ります。 この様なアクセスは、Microsft Clarity 以外にも様々な集計ツールで発生している様で、数は少ないですが回避策が提案されています。 次の You Tube サイトには、Facebook Pixel の場合の回避策が提示されていました。要するに、アクセス先が「appspot.com」の時には集計スクリプトが実行されない様に「if」文を追加する訳です。 次の案では、referer も追加しています。
www.tagmanageritalia.it 上記の Web 上で提案されているコードを、Microsoft Clarity に当てはめてみます。上から2行目と下から2行目の、2つの行が今回新規に自分のサイトに追加したコード、その他が元から置いて有るコードです。 前記で実施したコードを、次の様に変更してみました。 Microsoft Clarity 側のIPアドレス ブロッキング機能を利用してみます。
IP アドレスは、 上記の Web 案2です。 色々試したのですが、現在のところ良い案が有りません。
Google Tag Manager による記録らしい:
本来ここには、自分のサイトの URL が記録される筈なのですが、明らかに自分の作成した URL ではありません。
https://help.webantenna.info/wordpress/wp-content/uploads/2011/02/measurement-tag-manual_Google_ver170131.pdf
support.google.com
stackoverflow.com
Web 上で提案されている回避策:
Web 案1:
www.youtube.com
この動画で説明されている回避策の、コピー&ペースト可能なコードは次のサイトに提示されています。
pastebin.comWeb 案2:
Microsft Clarity への応用:
上手く行かなかった例:
コードを記載する場所は、「はてなブログ」の「設定」→「詳細設定」→「headに要素を追加」です。<script type="text/javascript">
if (document.location.href.search('appspot.com') == -1) {
(function(c,l,a,r,i,t,y){
......
})(window, document, "clarity", "script", "XXXXXXXXXX");
}
</script>
上手く行かなかった例-2:
<script type="text/javascript">
if(document.location.href != "https://gtm-msr.appspot.com/render2?id=GTM-XXXXXXX") {
(function(c,l,a,r,i,t,y){
......
})(window, document, "clarity", "script", "XXXXXXXXXX");
}
</script>
上手く行かなかった例-3:
上手く行かなかった例-4:
<script type="text/javascript">
if (document.location.href.search('appspot.com') == -1) && (document.referrer.search('appspot.com') == -1)) {
(function(c,l,a,r,i,t,y){
......
})(window, document, "clarity", "script", "XXXXXXXXXX");
}
</script>