Tcl/Tk 8.6 パッケージの追加方法
わざわざ記事にして解説する理由は次の通りです。
GUI インストーラによるパッケージの追加方法
【こちらの記事】でインストール済の MinGW/MSYS (1.0) に、GUI インストーラからパッケージを追加します。インストーラを起動して3ページまで行くと次の様な画面になり、ERROR と表示されますが、気にしなくて良いです。「Run Now」を押します。
Tcl/Tk 8.6 のインストール
4ページ目で次の画面になりますので、以下の説明の通り指定してください。
(画像はクリックすると拡大します)
- 左側のボックスで「MinGW Contributed」を選びます。
- 右上のボックスをスクロールして、「mingw32-tcl-*」まで行きます。
- 「mingw32-tcl-bin」にチェックを入れ、「Mark for Installtion」を選びます。
- 「mingw32-tk-bin」 (と「mingw32-tcl-man」) にも同様にチェックを入れます。
- メニューバーの「Installation」から「Apply Changes」を選びます。
- 「Okay to proceed?」というポップアップ画面が開くので「Apply」を押します。
- 「All changes were applied successfully;」になったら「Close」を押します。
- インストーラは上部バー右の「×」から閉じて良いです。
Tk 設定ファイルの不具合の修正
Tk 用の設定ファイル /mingw/lib/tkConfig.sh に不具合があり、Tk 8.6 を使ったビルドでエラーが出ますので、次の通り修正します。
- 「/mingw/lib」ディレクトリまで行き、エディタで tkConfig.sh を開きます。
- 一番最後の行が次の様になっています。
\n# Required by gdb\nTK_INCLUDE_SPEC=-I/mingw/include
- 「\n」は改行コードの誤入力なので、次の通り修正します。
# Required by gdb
TK_INCLUDE_SPEC=-I/mingw/include - エディタで保存して閉じます。